異物症例集

ここ数ヶ月異物症例が非常に多いです。

今回まとめてご紹介いたします。

最初の症例は靴下の誤飲

ラブラドゥードゥルです。

胃の中にすっぽりと挟まっていました。

bassケット鉗子という網状の鉗子で掴んで摘出しました。

腸に入り込まなくてよかったです。

 

次の症例は

吸水シートを丸呑みしてしまった猫ちゃん。

胃の中にまだ残っていてくれました。

鉗子で掴んで無事に摘出できました。

 

次の症例は

ゴムボールを誤飲したジャックラッセルです。

数日前に飲み込んでその後何回か吐いたのですが

ボールは出てこず、元気も少しなくなってしまっていました。

トゲトゲのボールがありました。大分胃を荒らしていました。

バスケット鉗子にて無事に摘出いたしました。

 

 

次の症例は串の誤食です。

串のような先が尖っているものは緊急性が高いので

早急に摘出しましょう。

串の先が胃を傷つけています。

鉗子にて胃を傷つけることなく摘出しました。

 

最後の症例は

画鋲を誤飲してしまった猫ちゃん

 

 

 

 

 

幸いにまだ画鋲によって胃の中は傷ついてはいませんでした。

針で胃と食道を傷つけないように画鋲を摘出しました。

 

年末年始ということもあり非常に異物症例が多かったのですが

今回の症例は全て内視鏡で摘出できて大事には至りませんでした。

誤食したものの量や形・いつ食べたかによって開腹手術になってしまうことがありますので

誤食させないように気をつけてもらい、もし誤食してしまったら

すぐにご連絡してくださいね!