顎切除術(下顎部腫瘍)
今回の症例報告は歯肉の腫瘤に対して顎切除術を行なった症例です。
顎切除術とはその名の通り、顎の骨をとる手術です。
この手術が適応になるのは主に歯肉・顎骨の腫瘍になります。
歯肉や顎骨の腫瘤にも良性と悪性があり、悪性の場合でも腫瘍の種類によってはこの手術により完治が期待できます。
今回の症例は
ゴールデン・レトリバーです。
気が付いた時には写真のように下顎に大きな腫瘍ができていました。
今の所食欲には影響していませんでしたが、
このまま大きくなってしまうと今後フードが食べられなくなってしまう可能性があります。
手術の前にまずこの腫瘍がどんな腫瘍かを確定させる必要があります。
その結果によっては手術の適応でない場合もありますし
手術の術式自体が変更になる場合もあるためです
今回の症例は検査の結果、やはり腫瘍ではありましたが
幸い顎切除術で完治が望める結果でした。
手術後は写真のようになり
慣れてくればフードも普通に食べられるようになります。
術後1年が経ちましたが
今も食欲いっぱいで元気いっぱいに暮らしています!
これからも元気で長生きしてね!