根尖膿瘍

 

こんにちは。

今年も1、2月でデンタルキャンペーンがありました。

たくさんのご利用ありがとうございました。

みなさまとお話しする中で、歯に関してさまざまなお悩みを抱えている方が多いと実感しています。

そこで今回は「根尖膿瘍」という歯に関連した疾患を紹介します!

みなさん根尖膿瘍をご存知でしょうか?なかなか馴染みのない言葉だと思います。ましてやこの言葉が歯に関連したものだとなかなか考えにくいですよね。

一体どんな病気なのでしょうか?

 

⚫︎根尖膿瘍とは

歯の根っこ(根尖部)に膿がたまり、自壊することにより皮膚や口腔粘膜に排出する病気です。

「歯瘻」とも呼ばれます。

この場合、排膿が皮膚病によるかさぶたと間違われる事もあるので注意が必要です!

 

⚫︎原因

主に歯周病の悪化や硬いもの(硬いガム、骨、ひづめ、プラスチック、ケージなど)を噛む事による歯の破折が挙げられます。

ガムやおもちゃなど身近なものが歯の破折の原因になりうるので、製品の選択には注意が必要です。

 

⚫︎症状

代表的なものに顔の腫れ、目の下に瘡蓋ができる、膿がでる、口臭が強い、よだれ、噛み方がいつもと違う(片方で噛もうとするなど)、食べづらいなど症状は多岐に渡ります

[例]

 お顔の左側の腫れ

 眼の下の瘡蓋

 

⚫︎診断

症状を観察し、歯や口の周りの腫れ・炎症、口臭や食欲不振、歯茎からの出血や排膿がないかを確認します。

必要に応じて、X線検査を行い、口腔内や歯根部の評価を行います。

 

⚫︎治療

根本治療は、全身麻酔下での「抜歯」などの歯科処置です。また、当院は歯周病の予防、治療も同時に行うためそのほかの歯の歯石除去も併せて実施します。

麻酔をかける前には全身検査も行い、獣医師が麻酔をかけていいいと判断させていただいた場合にのみ実施しますので、麻酔のリスクを最小限に抑える事ができます。

麻酔での処置が難しい子は内科治療をしていきます。一時的な治療になってしまいますので、随時定期的な診察をお勧めします。

 

⚫︎予防する方法

最も重要な方法はやはり毎日の歯磨きになります。そのためには、子犬や子猫の頃から歯を磨く習慣をつけることも大切です。

最近では歯磨きシートや歯磨きスプレー、歯磨きガムなどデンタルケアの方法は様々です。継続できるところから是非開始してみましょう。

 

根尖膿瘍は気づかないうちに進行してしまうことも多く、日頃のデンタルケアや定期的なチェックによる早期発見・早期治療がとても重要です。

当院では、予防から治療までサポートしておりますので、気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。

 

山野