ケンネルコフ

こんにちは 獣医師の加地です

 

ようやく暖かい日が増え、春の足音が聞こえ始めていますね🌸

今回は『子犬のケンネルコフ』についてお話しさせていただきます。

ご自宅の子犬ちゃん、コホコホと乾いた咳をしていませんか?

 

<そもそもケンネルコフとは…>

ケンネルコフ(犬伝染性気管気管支炎)とは、犬同士で移る犬の風邪のような呼吸器感染症です。

複数の細菌やウイルスが関与しており、感染力が非常に強く、免疫が十分でない子犬ちゃんで特に多く見られます。

ペットショップやドッグランなどで感染しまうケースもあります。

 

<主な症状>

・乾いた「コホコホ」とした咳
・鼻水、くしゃみ

症状が進行すると、元気や食欲が低下してしまうこともあります。

 

<治療>

ウイルス自体に対する特効薬はないため、軽症の場合は対処療法と二次感染の予防が中心となります。

当院ではネブライザー(吸入治療)を行うことがあります。
人の耳鼻科に行った際にモクモクした薬剤を吸入したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ワンちゃんも同様に気化させた薬剤を吸うことで気道の炎症を抑える効果が期待できます。

多くの場合は12週間で改善しますが、重症化すると肺炎へ進行することもあるため注意が必要です。

 

<予防方法>

ケンネルコフの原因となる感染症の一部は、混合ワクチンで予防可能です。
ただし、ワクチン接種によって完全に感染を防ぐことはできませんが、発症時の重症化リスクを下げる効果があります。

また、ワクチン接種が完了していない子犬ちゃんは、他のワンちゃんとの密な接触を避けることも大切です。

当院では複数種類の混合ワクチンをご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

<最後に>
「咳をしている=軽い風邪」と思われがちですが、子犬ちゃんでは重症化することもあります。
気になる症状があれば、早めの受診をおすすめいたします。

小さなことでも、お気軽にご相談ください。

 

オハナペットクリニック 加地