猫の歯周病
明けましておめでとうございます
2021年もあっという間に過ぎていきました。
2022年が皆さんにとっても良い年になりますようお手伝いができればと思っております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回は「猫の歯周病」についてお話します
猫では2歳以上の80%以上が何らかの歯周病の徴候がみられるとも言われています
しかし、猫は病気や不調を隠すので病状が進行するまで気づかないことも多く、「ご飯を食べない」「痛そう」「よだれが出てる」と気づく頃にはかなり重症化していることも多いです
写真の猫ちゃんは、元気や食欲などは変わらないが、
口を触ると痛そうだったり口臭が強く、口の中を見てみると歯肉炎が強かったため超音波スケーリング(歯石取り)を実施しました。
いざ歯石を砕いてみると、その下の歯(歯頚部)が溶けている”吸収病巣”になっていました(痛そうですね)。
抜歯後は歯肉炎も落ち着いて、口臭も軽減しました。
人も歯周病や虫歯で歯が痛いと嫌な気分になります
ご飯が食べられないほどの痛みになる前に、治療してあげられるといいですね。
家では、お口のチェックや、デンタルシート・歯ブラシなどでデンタルケアができるととてもいいと思います。
まずはお口のチェックからぜひ試してみてください
猫ちゃんの歯周病は、犬に比べて個人差が大きいので日々のチェックや、来院時のチェックをしていきましょう
オハナペットクリニック
獣医師 多田